中古車の車検は2年が原則!車検あり・なしの違いと合わせて紹介
中古車は何年ごとに車検が必要なのかを知りたいと思っていませんか?
中古車を購入するときには「車検あり」、「車検整備なし」、「車検整備付き」などといった表示もあるので、車検について気になることが多いでしょう。
この記事では中古車の車検について、購入前から知っておきたいポイントを紹介します。
中古車の車検は原則2年ごと
中古車の車検は2年ごとに必要になります。
新車を購入したときには最初の車検だけ例外的に3年後になりますが、初回以外はずっと2年ごとに車検をするのが義務です。
新車か中古車かによって車検や法定点検のルールには違いがないので、購入後は2年ごとの車検を計画しておきましょう。
車検の残存期間があると初回は2年後ではない
中古車では購入直後の車検については2年後ではない場合があります。
購入時点で車検を通した場合には次の車検は2年後です。
しかし、中古車には前の所有者が車検を受けていて残存期間が残っている場合があります。
残存期間がある場合には車検が満了する月に車検をしなければなりません。残存期間が短いと最初の車検がすぐにやってきます。
新古車などでは初回は2年より長い場合がある
中古車の中には新車に近くて、次の車検が2年以上先になっている場合があります。
新古車では新車登録をして間もない場合が多く、長い残存期間があるのが一般的です。
ただし、新古車でも試乗車として長く利用されていた場合や、売れ残っていた場合には残存期間が短いことがあるので注意は必要です。
通常の中古車でも、海外転勤などの都合で新車を手放すことになって売却されたケースでは、2年以上の残存期間がある場合があります。
ただ、これは希少なケースなのであまり流通量はありません。
車検の有無・残存期間は車検シールでわかる
車検の有無や車検の残存期間は車検シールを見ればわかります。
フロントガラスに貼られているシールに書かれている小さな数字が車検満了の年、大きな数字が満了の月です。
令和5年9月に車検満了日を迎える場合には大きな数字が9、小さな数字が5になっています。
中古車の車検にかかわる販売表示の種類
中古車は車検の状況や、販売店のサービス内容に応じて販売表示をしています。
車検あり・車検なし・車検整備付きといった販売表示の種類と特徴を知るのは、納得できる中古車を購入する上で欠かせません。
車検に関する表示の種類と意味を確認しておきましょう。
車検あり
車検ありの中古車は車検に残存期間があることを意味します。
車検が残っているので法定費用や税金などがかからず、すぐに納車してもらえるのが特徴です。
ただし、残存期間は2年以上のことも数ヶ月のこともあるので確認が必要になります。
残存期間が長いほど販売価格が高くなる傾向が強いのも注意点です。
車検なし・車検整備なし・車検整備別
車検なしや車検整備別という表示の中古車は車検が切れていて、購入したらまず車検をしなければなりません。
購入後に自分で車検に出すか、販売店または車検専門店などに依頼して車検を通してもらったら公道を走行できるようになります。
手間はかかりますが、販売価格の相場が低いので購入コストを抑えられるメリットがあります。
車検費用もうまく節約すればお得に中古車に乗り始められるのが魅力です。
車検整備付き
車検整備付きの中古車は車検が切れていますが、販売者が整備をして車検を通してから納品する形で購入できるのが特徴です。
契約後に販売者に車検をしてもらうので、自分で車検の手配をする必要がなくて手間がかかりません。
車検費用も整備費用も販売価格に含まれていて追加料金もかからないのが一般的です。
納車までにやや時間がかかるので、納車日を確認してから購入を決めた方が良いでしょう。
車検の有無・車検整備付きの選び方
中古車は車検あり・車検なし・車検整備付きのそれぞれに特徴があるので、購入時に重視したいポイントに合わせて選ぶのが大切です。
選び方の基本は以下のようにまとめられます。
- すぐに乗りたいなら「車検あり」
- 手間をかけずに車検を2年後にしたいなら「車検整備付き」
- 中古車の価格を抑えたいなら「車検なし」
すぐに乗れるのは車検をする必要がない「車検あり」の中古車だけなので、数日中には乗りたいという場合には車検が残っている車にしましょう。
次の車検を2年後にしたいなら「車検整備付き」か「車検なし」が適しています。
購入時に車検の手間をかけたくない人は「車検整備付き」、手間をかけてでも安くしたいなら「車検なし」がおすすめです。
まとめ
中古車も新車と同様に2年ごとの車検が必要です。
購入するときには車検の残存期間があってすぐに乗れる「車検あり」が良いか、車検が切れている「車検なし」や「車検整備付き」が良いかを考えましょう。
車検が切れている場合には購入のタイミングで車検を通す必要があります。
車検整備付きなら手間がかからず、車検なしなら安上がりにできる可能性があります。
それぞれにメリットもデメリットもあるので、迷ったときには販売店に相談して自分に合う対応を推薦してもらいましょう。