軽自動車の安全性は大丈夫?安全性の評価のポイントも紹介!
軽自動車は安全性が低いと思われがちですが、それはひと昔の話です。
現在では技術の進展によって安全な車ばかりになってきました。
けれど本当に安全性が大丈夫なのかが気になっている人のために、この記事では自動車に求められる3つの安全性能の観点から軽自動車の安全性をまとめました。
購入時に軽自動車の安全性を評価するポイントも解説するのでご活用ください。
軽自動車の安全性は高い
軽自動車の安全性は年々高くなってきていて、普通車に比べても勝るとも劣らない状況になっています。
自動車の安全性では以下の3つの安全性能を考えるのが一般的です。
- 衝突安全性…衝突事故の際に乗車している人を守る性能
- 予防安全性…事故を未然に防ぐためのサポート性能
- 運転安全性…運転者が安全に運転できる仕様・設計
この3つの安全性に関して軽自動車は普通車に劣ることはありません。
車種による違いはありますが、総合的に高い評価を得ている軽自動車が大半を占めています。
軽自動車の衝突安全性は普通車と同等以上
軽自動車の衝突安全性は、普通車と同様に国によって定められた安全基準を満たしています。
万が一の事故のときに、乗員を守れる性能があることは自動車には不可欠です。
歩行者の保護についても評価されていて、基準を満たす車だけが市場に出ています。
軽自動車も例外ではなく、他の自動車と同じ条件で試験をして合格しているので高い安全性があります。
軽自動車のセーフティーサポートカーが増加中
軽自動車の予防安全性ではセーフティーサポートカー、いわゆるサポカーが増加してきています。
有名な軽自動車はサポカーまたはワンランク上のサポカーSの認定を受けています。
サポカーは衝突被害軽減ブレーキなどの運転のサポートになる機能がある車です。
軽自動車も普通車などと同様に、予防安全性を重視してサポカーに対応する機能が付与されています。
今では運転しやすいのは軽自動車の特徴
現在では軽自動車は運転しやすくなり、運転安全性が高い車の代表格になっています。
軽自動車の安全性が疑われていたのは車重が軽くて走行が安定しない、販売価格を下げるために廉価な部品を使用しているという問題があったからです。
しかし、高性能で安全性の高い軽自動車の開発が進み、現在では問題が解消しています。
もともと軽自動車は小回りが利き、小型なので車両感覚がわかりやすくて運転しやすい性質があります。
車重が軽いお陰でブレーキの利きが良く、制動距離も短いので安全性が高いのが軽自動車の特徴なのです。
エンジンの性能も向上して安定性が高まり、取り回しが良い車なら軽自動車と言われてもいいくらいの時代になっています。
安全性が高い軽自動車を選ぶ評価ポイント
安全性が高い軽自動車を選び出すには、自分が持つ安全性の考え方に合う評価ポイントを設けて考えるのが大切です。
人によって安全性に対する意識の持ち方は異なります。
どのような観点で評価すると、何の良し悪しがわかるのかを説明するので参考にしてください。
自動車アセスメントの評価が高い
軽自動車の安全性評価では自動車アセスメントが客観的な指標です。
国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)によって基準が設けられている自動車の安全性評価試験で、JNCAP(Japan New Car Assessment Program)とも言われています。
衝突安全性能、予防安全性能、総合評価を数値で評価していて、5段階評価のデータがメーカーからよく示されています。
試験を通して安全性が確保されている軽自動車を選びたいのなら、自動車アセスメントの評価を参考にするのがおすすめです。
セーフティーサポートカーとして認定されている
セーフティーサポートカー(サポカー)として認定される軽自動車は予測安全性が高い車を選びたい人に適しています。
衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い急発進抑制装置、車線逸脱警報装置などの運転中に事故を起こすリスクに自動で対応する機能が搭載されているからです。
より安全性が高い軽自動車を選ぶなら、サポカーSとして認定されている車種を選びましょう。
試乗してみて運転しやすい
運転安全性の高い軽自動車を選ぶには、試乗してみるのが最も大切です。
実際に運転してみて走行が安定しているか、ブレーキがしっかりと利くか、死角がないかといった観点でチェックするのがおすすめです。
運転スタイルによって安全に運転できる仕様の車は異なります。
興味を持った軽自動車は試乗して、自分に合うかどうかを確認してみましょう。
まとめ
軽自動車は安全性が低いと言われた時代は終わり、現在では安全性重視の人が軽自動車を選ぶようになっています。
軽自動車が小型で小回りがよく、ブレーキが利きやすい特徴を持っているのは運転安全性を考えると重要な点です。
衝突安全性も予防安全性も、普通車に劣ることはありません。
安全性の高い車が欲しいと思っているなら、軽自動車を検討してみるのも有効な手段です。